心の汗が大切な作業中にやってきたが最後に勝ったのは私

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忘れもしない汗があります。

季節は真冬。

その日は、医療事務の資格取得試験の日。


半年ほど通学で医療事務の勉強をしました。

 


転職する際に

どうしても医療事務の資格を取得しておきたかったからです。


特に女性は、

仕事を辞める機会が男性に比べて多いです。

 

ですから転職の機会も多い。
しかし年齢が経つにつれ、

就職活動は極めて厳しいものになります。

 


私がその事実に気付いたのは20代です。
気付いた時期は早いです。
早かったからこそ、手に職をつけておかないと
将来が危ないという危機感と意欲が湧いたのです。

 


勉強はかなり難しいものでした。
しかしこの勉強にも試験にもお金がかかります。
一発合格したいのは、学生の時の受験と同じです。

試験会場に着くと、
意欲と緊張が混ざった受験生が50名はいたと思います。
別室でも同時に行われていましたので100名以上です。


熱気はありましたが、真冬でさほどエアコンも効いていない部屋。


会場についてから気付いていたのですが、
緊張のあまり手に汗をかいていたのです。


タオルハンカチを机の上に置く事も
禁じられていたのでどうしようかと思っていましたが、
試験はスタートします。

まあ大丈夫だろうと思ってシャーペンを握った時です。

手汗で滑って字が書けなかったのです。
何回チャレンジしても書けません。
更に心は焦ります。

やっと書けたと思ったら薄い字。
手汗で力も入らなかったのです。


しかし目の前には
難しい試験内容の用紙がみえています。
時間も過ぎていきます。
医療事務の試験は点数計算があるので、
電卓もたたかなければならない。



洋服で手汗をふきながら、
確実に解けるものから必死で文字を書いていたのを覚えています。

これがよかったのです。
確実に解けているという自信から、
徐々に手汗の量が減っていったのです。



後になってわかる事ですが、
緊張状態に焦りが加わると
さらに緊張するという悪循環を作っているのです。

心の緊張が心の汗として、手に現れていたのです。

しかし自信から緊張がほぐれてきたので、
心の緊張が緩み、心の汗が収まり始めたのです。

その後難しかった問題も解いていく事ができました。

そして試験は終了。
結果は1ヶ月後。


この待つ期間も緊張でしたが、
手汗をかく事はなかったです。

そして結果…合格でした。

その時は、嬉しさのあまり暑くなり発汗しました。

手ではなく身体にです。



シャーペンは滑りましたが、
試験には受かりました。

 

今も医療事務の資格は活躍させています。